鳥栖の研究室から、
世界を感じます。
研究開発部 製剤開発室
原田 篤知Harada Atsushi
2016年入社 | 九州工業大学 大学院卒
大手企業にはない自由度と裁量
大学院時代は「薬を肌から入れる」という研究をやっていました。貼り薬以外にも、塗り薬、液剤、化粧品なんかもかじったことがあります。化粧品の場合は身体の中に入れるのではなく、どう皮膚に留めておくかという研究になるので、なかなか難しいんですよね。
この経験を活かして、就職活動は製薬業界に絞って探しました。たくさんの会社の中で、大石膏盛堂が良いなと思ったのは、裁量や自由度の高さが期待できたからです。ひとつのことをひたすらコツコツとやるだけでなく、自分の考えを基に、いろんな開発をやってみたいんです。
料理のレシピを考えるように
僕が大石膏盛堂で一番良いと思う点は、一つの製品を承認が下りるまで担当できることです。上司からもらったテーマを元にどうやって作ろうか試行錯誤して、品質維持に取り組んだり、工場でどのように生産していくか…、この辺りまで考えるんです。製品をゼロからつくり、それらの商品化を見届けられる。これはやりがいありますね。
一方で、自由度が高すぎるからこその難しさもあります。開発って、料理のレシピを考えるようなものなんです。「おおさじ2」だったとして、1じゃダメなの?3じゃだめなの?入れなかったらどうなの?代わりに他の調味料入れたらどうなの?とか、考えだすとキリがなくなるくらい奥が深い。だからこそ、楽しいんですけどね。
鳥栖から世界へ、もっと
これまでは一般用医薬品の開発を担当してきましたが、これからは医療用医薬品を担当してみたいですね。今までやったことがないことに、積極的に挑戦していきたいです。
将来的には海外製品も担当できたら良いですね。普段の業務の中で、海外の話が出てきたときに、鳥栖の研究室にいながら、世界を感じる瞬間がありますよ。挑戦できる機会や環境は、既に用意されているので、開発意欲を持った人、こだわりがある人、自分で考えて行動できる人が、大石膏盛堂には向いているんじゃないでしょうか。